研究課題/領域番号 |
17K01638
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
日高 正博 宮崎大学, 教育学部, 教授 (80452853)
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研究分担者 |
後藤 幸弘 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 名誉教授 (00047391)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | アクティブ・ラーニング / 保健体育科 / 体育理論 / 内化と外化 / マット運動 / 長距離走 / 主体的,対話的で深い学び / 内化と外化の往還 / 技能の向上 / アクティブ・ラーニングを志向する視点と方法 / 課題解決的学習 / 運動についての知識と技能の習得 / 保健体育科授業 |
研究成果の概要 |
本研究は,アクティブ・ラーニング(以後ALと表記)に基づいた保健体育科授業の在り方について,検討しようとした。 その結果,ALに基づいた保健体育科授業は「問題解決的学習」と「協働学習」のまとまりであるとするモデルを考究した。また,そのモデルに基づいた中学生を対象としたマット運動の授業では,仲間同士の知識の伝達と実践が活性化され,学びの「内化と外化の往還」が確認された。同様のことは小学校中学年でも認められた。さらに,体育理論と実技の授業を関連させる際は,実技の前に体育理論の授業を行った方が適切であることが示唆され,インプットされた知識は実体験を通すことで「智恵」に高まることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,保健体育科授業における「主体的・対話的で深い学び」の生起を企図した授業改善を期待して行われた。すなわち,「主体的・対話的で深い学び」を具現化する方法論として「アクティブ・ラーニング」に焦点を当て,その体育科授業モデルを試案するとともに,そのモデルに基づいたプログラムを作成・実践し,学習成果からモデルの適切性を報告した。中でも,知識の学習と実技の授業の関連性を押さえた授業プログラムは,子ども達の知識のやり取りである言語的対話と体育ならではの実技が有機的に関連し合う学びの姿を浮かび上がらせ,「内化と外化の往還」の中で子ども達が自ら学び高め合う「深い学び」が成立していたことを報告できた。
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