研究課題/領域番号 |
17K01644
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 和光大学 |
研究代表者 |
大橋 さつき 和光大学, 現代人間学部, 教授 (60313392)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 身体表現遊び / ムーブメント教育 / 発達障がい児 / 就学支援 / 発達障がい / 気になる子 / 身体表現 / ダンス |
研究成果の概要 |
本研究の目的は発達障がい児の就学支援に役立つダンスプログラムを検討することである。実践内容と評価結果、対象児の発達の様相を検討した結果、次の3点が明らかになった。(1)身体意識や空間認識などの身体能力の向上が学校適応の基本的な力となる。(2) 特に発達障がい児には、他者との実際の経験においてコミュニケーション能力を向上させることが求められる。(3)集団のダンスプログラムは、発達障がい児の自尊感情の低下を防ぎ、二次障害の対策として効果的であると推察された。 他者との関係性を重視したインクルーシブ教育の実践が必要であり、ダンスや身体表現遊びの要素を活用した集団プログラムが有効であると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の実践活動は、ムーブメント教育を基盤とした保育・教育等の現場におけるこれまでの実践をもとに、就学支援に焦点を絞った適用を検討したことで、保幼小連携における課題や発達障がい児の生涯支援において、さらなる知見を提示した。また、保育所、幼稚園における「身体表現あそび」及び小学校体育「表現運動」を中心としたカリキュラム等の蓄積と発達障がい児支援の研究の合流によって、新たな支援法の具現化に寄与する。さらに、身体教育、舞踊教育の活用により、社会における共生・共創の縮図的体験を提供する教育実践の可能性を見出し、インクルーシブ教育のシステム構築に貢献するだろう。
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