研究課題/領域番号 |
17K01656
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 大阪電気通信大学 |
研究代表者 |
太田 暁美 大阪電気通信大学, 医療健康科学部, 教授 (70360732)
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研究分担者 |
岡崎 和伸 大阪公立大学, 都市健康・スポーツ研究センター, 教授 (70447754)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 暑熱ストレス / 加齢 / 認知機能 / 脳血流 / 事象関連電位 / 脳血流速度 / 暑熱 / 暑熱負荷 / 姿勢ストレス |
研究成果の概要 |
暑熱環境や仰臥位から立位への姿勢変化は脳血流量を低下させる。高齢者は循環応答が減弱するため、暑熱と姿勢のストレスが組み合わさると、各々が軽度の負荷であっても安静時脳血流量の低下が顕著になると考えられる。安静時の脳血流量の低下は、認知活動に伴う脳血流増加を抑制する。本研究では、暑熱環境ストレス下の認知機能と脳血流への加齢の影響を検討した。その結果、音刺激に対する反応時間に加齢の影響は認められなかったが、加齢によって認知処理機能が低下する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者は若年者と比較して熱中症を発症しやすく、暑熱環境下においては、めまいや失神の発生が高くなる。暑熱環境下でも認知機能を維持し、正しい判断や行動を可能にすることは重要である。また、今後ますます高齢者が増加し、暑熱環境下で働く高齢労働者も増えると予測される。本研究では、暑熱環境下で音に対する反応時間が増悪していなくても、高齢者では認知処理機能が減弱している可能性があることを示唆した。これらの結果は、暑熱環境下で高齢者に生じる事故防止に役立つ基礎データとなる。
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