研究課題/領域番号 |
17K01671
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
小田 俊明 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (10435638)
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研究分担者 |
曽我部 晋哉 甲南大学, スポーツ・健康科学教育研究センター, 教授 (90388760)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 動的MR / 変形解析 / バイオメカニクス / 筋生理 / 画像処理 / 動的MRI / 筋バイオメカニクス / phase contrast / 収縮動体 / 腱膜 / 筋パワー / 中間広筋 / 筋生理学 / 筋力発揮 / スポーツ医学 / トレーニング科学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的はVEPCMRを用いた大腿四頭筋の収縮動態解析の方法論確立と,その方法の応用としての膝関節の機能的な状態による大腿四頭筋収縮動態の差異の検討であった.既に取得したデータの解析方法の改善を図り,一般成人の筋を対象とした実験と解析を進めた.その結果,大腿部の深部に存在する中間広筋において大きな変位が観察され,その仕事量への貢献度の高さが示唆された.また,筋内の中間腱膜の周辺の変位は筋が変化しても同程度であり,中間腱膜を介した周辺筋群の共同的な働き合いが推察された.収縮中に深部筋である中間広筋の挙動を経時的に計測し腱膜との関係にも言及し考察を行った研究は新しい知見を含んでいる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で対象とされた大腿四頭筋は,スポーツパフォーマンスの良し悪しや高齢者のフレイルや生活の質に大きく関連する筋であるため,これらの筋の働きの詳細を計測できたことの意義は高いと考えられる.また,身体の深部に位置する形態の複雑な筋群の詳細挙動を収縮時に解析するようにできたことは,今後の各種応用が期待できることからも今後の被験者実験への発展が大きく期待できる.
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