研究課題/領域番号 |
17K01677
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 札幌大学 |
研究代表者 |
金 誠 札幌大学, 地域共創学群, 教授 (40453245)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 植民地朝鮮 / 身体管理 / 総力戦体制 / 総力戦 / 身体 / 娯楽 |
研究成果の概要 |
本研究は植民地朝鮮における1940年代の総力戦体制期に着目し、人的資源として朝鮮人を動員していくときに、どのような身体管理政策がなされたのか、その実態を明らかにすることを目的とした。 1940年代、植民地朝鮮における都市部では国民総力朝鮮連盟の奨励した身体活動、とりわけ厚生運動や健民運動が実施されており、農村部においては社会事業政策として健全娯楽が振興されている。これらの実態を明らかにしていくことで統治主体者が身体管理政策によって意図した動員との関係を読み解き、さらに1945年に植民地朝鮮において施行された「朝鮮体力令」について考察を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は「身体」を研究の対象とする体育・スポーツ史の領域に止まらず、朝鮮半島の植民地研究そのものにも貢献できる点が挙げられる。また植民地期の動員に関わる研究であることから、現代において常に問題化する日韓の歴史問題に対しても一定の貢献が予想される。日韓の歴史問題は常に政治史や外交史において争点となっているが、これまでの研究では文化的側面からの研究の蓄積はほとんどないため本研究が両国の歴史問題における新たな視座を与える研究のひとつになることが期待される。
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