研究課題/領域番号 |
17K01680
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 茨城キリスト教大学 |
研究代表者 |
中村 和照 茨城キリスト教大学, 生活科学部, 准教授 (10613292)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 心拍数 / トレーニング量 / 傾斜 / 山道 / レース距離 / パフォーマンス / 上昇区間 / 下降区間 / レースパフォーマンス / 競技レベル / トレーニング / 傾斜変化 |
研究成果の概要 |
本研究では、トレイルランニングレース時の心拍数の相対強度を上昇、下降区間に分けて評価し、パフォーマンスとの関係性を検討した。その結果、前半、後半ともに下降区間に比べて上昇区間の相対強度が高くなり、速いランナーほど下降区間に比べて上昇区間の相対強度が高くなった。一方、前半の上昇区間の相対強度が高くなると後半の相対強度の低下が大きくなる関係性も認められた。また、前半と後半の相対強度はレース距離の影響を受けて変化すると推察された。これらのことから、トレイルランニングレースの強度指標として心拍数を活用する際には、レース距離に応じて上昇、下降区間に分けて強度を設定する必要があると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内外においてトレイルランニングに参加するランナー数、レース数は増加しているが、トレイルランニングの強度指標に関する研究は十分に行われているとは言えない。トレイルランニングは、山中を走行するため、走行時の事故を防止するためにも適切な強度指標が必要になると考えられる。本研究結果から、前半の上昇区間は心拍数を確認しながら、適切な強度に調整することで、オーバーペースを防止し、パフォーマンスの向上および走行時の事故を防止できる可能性が示唆された。今後は適切な心拍数の設定方法を検討することで、心拍数をトレイルランニング時の強度指標として活用できると考えられる。
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