研究課題/領域番号 |
17K01681
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 東洋学園大学 |
研究代表者 |
光川 眞壽 東洋学園大学, 人間科学部, 教授 (60583408)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 筋収縮様式 / 筋疲労 / 筋損傷 / トレーニング変量 / 筋力トレーニング / 伸張性収縮局面 / 動作速度 / 筋肥大 / 最大筋力 / 生理学 |
研究成果の概要 |
本研究は筋力トレーニングの伸張性収縮(ECC)局面における動作速度が筋肥大および最大筋力の増加に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。文献レビューの結果、50%1RMの負荷を用いたトレーニングの場合,短縮性収縮(CON)局面およびECC局面それぞれ1秒の条件よりも3秒かける条件の方が筋肥大することが示された。一方,67%から85%1RMの場合は,CONおよびECC局面ともに1秒とする条件と3秒の条件の間では筋肥大の程度に差はみられなかった。トレーニング負荷によってECC局面の動作速度が筋肥大に与える影響が異なることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、筋肥大を目的とした筋力トレーニングの動作速度は短縮性収縮(持ち上げる)局面よりも伸張性収縮(下ろす)局面の動作速度を遅くすることが推奨されていたが、本研究の結果、50%1RM程度のトレーニング負荷と67%から85%1RMのトレーニング負荷を用いる場合ではその効果が異なり、67%から85%1RMのトレーニング負荷では、必ずしも下ろす局面を遅くすることによって筋肥大の程度が高まる訳ではないことが新たに明らかとなった。本研究で得られた知見は、筋力トレーニングの動作速度に関する新たなガイドラインとして活用できると考えられる。
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