研究課題/領域番号 |
17K01682
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
渋谷 賢 杏林大学, 医学部, 講師 (30406996)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 身体意識 / 身体所有感 / 脳波 / ラバーハンド錯覚 / 運動観察 / 自己身体認識 / 身体化 / 自己身体認知 / 自己意識 / 運動システム / 身体錯覚 / バーチャルリアリティ |
研究成果の概要 |
身体が「自分のものである」という意識は,<身体所有感>と呼ばれており,ラバーハンド錯覚と呼ばれる身体錯覚を用いて操作することができます.この錯覚では,参加者は偽の手(ラバーハンド)をまるで自分の手のように知覚します.本研究は,錯覚中に”自分の手”と感じた偽の手(他者の手)が動く様子を参加者が観察したとき,観察者の脳内で何が起こるのかを脳波計測を用いて調べました.その結果,偽の手を”他人の手”と感じるときに比べて”自分の手”と感じているときの方が,運動観察中により強く脳内の感覚運動システムが活性化することを発見しました.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中患者さんのリハビリとして,他者の行為を観察する行為観察療法があります.患者さんが他者の行為を観察することで,脳内の感覚運動システムが活性化すると考えます.しかしながら,これまで観察対象である身体に対する所有感が感覚運動システムの活性化にどのように影響をするかは十分に明らかにされていませんでした.本研究の成果は,身体所有感の操作が運動観察療法のリハビリ効果をより高める可能性を示唆しました.
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