研究課題/領域番号 |
17K01686
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
武田 大輔 東海大学, 体育学部, 准教授 (10375470)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 心理サポート / アスリート / スポーツカウンセリング / 心理的成熟 / こころとからだ / アスリートの身体体験 / アスリートの心理的成熟 / 臨床スポーツ心理学 / 心と身体との繋がり / 内的成熟 / 身体 / スポーツ科学 / スポーツ心理学 / トップアスリート |
研究成果の概要 |
本研究は,近年増加しつつあるアスリートへの心理支援に関わるものであり,臨床スポーツ心理学におけるスポーツカウンセリングの実践がアスリートの心理的成熟に寄与するメカニズムを明らかにしようとする試みである.本研究では,臨床スポーツ心理学における独自の方法論を用いて心理サポートの実践から得た資料分析した.こころとからだの繋がりをキーワードにし,統合的心身の視点からみたアスリートの成熟モデルを導いた.スポーツカウンセリングによる心理的支援を経て,アスリートはこころとからだの繋がりを,心身解離段階,自覚的身体主導段階,心身調和段階を経て変容させていくことが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アスリート(以下,Ath)への心理支援は競技力向上だけでなく,彼らの全人的な成熟に貢献すると,多くの実践家が経験的に語ってきた.しかし,その成熟プロセスの解明は必至であった.心理要因間の統計的推測とは異なり,Athの体験的世界を彼らの言葉を頼りに理解する臨床学的接近法は,内的世界の理解を可能する.Athの体験している身体を事例と共に理解していくことは,心理支援の専門家のアプローチに寄与するだけでなく,Ath自身や周辺スタッフの取り組みを見直すきっかけを提供することになる.また,Athの身体体験の理解は,すべての人間が持つ自らのからだへの関わり方を再検討することにも繋がる.
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