研究課題/領域番号 |
17K01689
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
|
研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
高橋 正則 日本大学, 文理学部, 教授 (10297757)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | マイクロサッカード / 予測 / 潜在的注意 / 固視微動 / 眼球運動 / テニス / スポーツ / スポーツ心理学 |
研究成果の概要 |
本研究は、テニス選手が相手サーブをレシーブする時の眼球運動について、急速眼球運動解析装置を用いて測定し、潜在的な視覚的注意を示すと考えられる固視微動の一成分であるマイクロサッカードが検出できるかどうか調査している。また、その出現頻度や方向などを指標として、コース予測のための視覚的手掛かりとなる潜在的注意の内容を検討することを目的とした。その結果、サーブの映像に注視ターゲットを設定することでマイクロサッカードの抽出が可能となり、マイクロサッカードが潜在的注意の対象を推定する指標として有効であることが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに、スポーツの予測反応事態において不随意性微小眼球運動であるマイクロサッカードの検出を試み、その有用性を検討した研究は見られない。本研究は、顕在化した注視点の軌跡やパターン、あるいは注視時間や頻度などの基本的指標を用いて検討されてきた従来の視覚探索方略の知見に加え、スポーツ選手が潜在的に注意している予測反応事態における視覚的手掛かりを推定できる可能性を示していることから、今後、予測に関わる認知的技能の向上を目指した運動学習に活用できることが期待される。
|