研究課題/領域番号 |
17K01690
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 日本体育大学 |
研究代表者 |
黄 仁官 日本体育大学, 体育学部, 准教授 (30453939)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 女性アスリート / トレーナビリティ / 三主徴 / 骨密度 / 月経周期 / 遺伝子 / リスクファクター / 遺伝子多型 / 三主徴リスクファクター / 身体能力 / トレーナービリディ / 競技力 |
研究成果の概要 |
我々は、女性アスリートにおける低骨密度のリスクファクターと骨代謝関連遺伝子多型について検討した。成果1)ビタミンD受容体遺伝子のBsm1多型のbb型を有する女性アスリートは、月経異常であっても骨密度が低下しない可能性を報告した(黄ら2019)。成果2)Apa1多型のaa型を有する女性アスリートはAA+Aa型に比べて低骨密度のリスクファクターの感受性がより高い可能性を報告した(黄ら2019)。以上の成果により、女性アスリートの競技種目によってリスクファクターの骨密度への影響が異なり、骨代謝関連遺伝子(Apa1多型)を用いて骨密度のリスクファクターの感受性を評価できる可能性を示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
女性アスリートの低骨密度に関する環境的因子には月経異常だけでなく、BMI、初経年齢、疲労骨折歴や参加する競技種目など多数報じられている。一方、骨密度は遺伝的要因、即ち遺伝子多型の差異といったパラメーターによって影響を受ける可能性が報告されている。しかし、遺伝子多型解析の結果は、主に閉経後の女性を検討しており、アスリートの骨に対するリスク因子については殆ど見当たらない。本研究は、女性アスリートの骨に関わる環境的・遺伝的指標を分析し、リスクの原因究明に繋がる可能性を示した。女性のスポーツ・競技活動における骨疾患のリスクを把握したトレーニングへの応用を広く提示することに社会的意義がある。
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