研究課題/領域番号 |
17K01698
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
|
研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
谷田部 かなか 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (00387028)
|
研究分担者 |
熊井 俊夫 聖マリアンナ医科大学, 医学研究科, 名誉教授 (40139671)
藤谷 博人 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (50278008)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | スポーツ心理学 / ストレス反応 / 感情 / 自律神経 / 遺伝子多型 / 情緒 |
研究成果の概要 |
スポーツにおける精神的ストレス反応に着目し、心理的・生理的・遺伝子的要因から評価した。ストレス条件において、対象者の行動特性、そしてどのような生体反応(酸化ストレス度・抗酸化力、自律神経)、感情変化(特性・状態)が起きているのかを検証した。適度の運動ストレスであれば潜在的抗酸化能は高まり、個人裁量に任せた運動はより高まることが示された。高ストレス環境下においては主観的痛みの申告や緊張が強まり、5-HTTLPRおよびCOMT遺伝子多型との関連性もみられた。また低強度の運動介入は快感情を与える刺激となり、自律神経バランスや心拍周期のゆらぎの改善や安定等の何らかの精神的ストレス緩和効果がみられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スポーツにおける精神的ストレス反応について多面的に理解が更に深まるようになれば、個々人の心理、生理、行動面への対処法や怪我等のリスクを考えて行く上で有用性がある。また競技別にユース世代の育成やアスリートへの応用が期待できる。いかに選手に沿ったケアを行っていくかが大事であり、各選手がどのように心理状態に陥り、パフォーマンスを発揮できるかを予測することにも繋がる。若い世代では、感情の表出・制御が上手くいかず環境要因によって左右し、外傷・障害等のリスクも高まる可能性があるということを、早い段階から選手自身が理解することは、本人が精神面や外傷・障害のリスク管理をしていく上でも大切なこととなり得る。
|