研究課題/領域番号 |
17K01705
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
|
研究機関 | 天理大学 |
研究代表者 |
中谷 敏昭 天理大学, 体育学部, 教授 (60248185)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | neuromotor fitness / 下肢筋機能 / 高齢者 / 連続ジャンプ / 運動処方 / トレーニング / 介入効果 / 神経筋機能 / 力発揮速度 / コーディネーション能力 / 最大2歩幅 / 下肢筋力 / Neuromotor fitness / 連続ジャンプ運動 / コーディネーション / バランス / 筋力 / 敏捷性 / 実践的プログラム |
研究成果の概要 |
本研究では健康づくりに必要なNeuromotor fitnessに及ぼすトレーニングを考案して効果検証した.定期的なトレーニングによる運動介入の結果,ジャンプ運動では移動して行う場合は下肢の敏捷性や筋パワーの改善が大きく,その場で行う場合はバランス能力の改善が大きかった.また,早いテンポのジャンプはコーディネーション能力の改善が大きく,遅いテンポのジャンプでは下肢筋力の改善が認められた.さらに,椅子からの立ち座りを用いた運動では,素早く立ち上がる場合は下肢筋機能の改善が大きかった.ジャンプ運動や椅子からの立ち座りを用いたトレーニングはNeuromotor fitnessを改善する.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者が自立した生活を送るためには筋力や有酸素性体力を維持改善するエビデンスは十分蓄積されているが,本研究でテーマとしたNeuromotor fitnessの運動処方内容については不明な点も多い.特に,「老いは脚から」とされる下肢筋力に大きく影響される神経筋機能を適切に保つためのトレーニング効果を明らかにすることは,超高齢社会の今日,重要な学術的および社会的意義を有する.本研究の成果は,下肢筋力,敏捷性,コーディネーション能力,固有受容器などの神経筋機能に及ぼす影響を明らかにできることから,高齢者が自立生活に必要な下肢機能を適切に維持するための運動処方となる.
|