研究課題/領域番号 |
17K01707
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 福岡工業大学 |
研究代表者 |
徳安 達士 福岡工業大学, 情報工学部, 教授 (50435492)
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研究分担者 |
松本 慎平 広島工業大学, 情報学部, 准教授 (30455183)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 自転車運動 / 上肢技術 / 表面筋電位 / 筋シナジー / ペダリング運動 / 上肢 / 筋活動 / ハンドリング技術 / 筋活動パターン / スポーツ科学 / 機材設定 / 生体情報処理 |
研究成果の概要 |
本研究は,ペダリング運動における上肢の技術に着目し,その定量的評価の確立により,ハンドル位置の決定手法を提案することを目的とした.本研究では,ペダリング運動中のハンドル周りの力データ,クランク回転角度,ペダリング運動に動員される主要な筋の活動データを実時間で計測できるシステムの構築を行った.次に,身体の運動制御における筋の協調構造である筋シナジーの概念に着目した.計測データから筋シナジーを時間構造と空間構造に分割して可視化し,コサイン類似度を用いた評価を行ったところ,上級者と初中級者の間に明瞭な差があることを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により,競技自転車におけるペダリング技術としての上肢の運動メカニズムが明らかになり,上肢の運動を含めたペダリングの技術指導やハンドル位置の有効な設定方法が確立される.このことは,従来からの経験則に基づく勘や走行感覚に依存した機材の位置調整から脱却することを意味し,選手達は自身の身体特性を効果的に引き出せる機材の設定方法と走行方法について客観的な指標に基づく指導が受けられることになる.実際,サドル位置やハンドル位置を設定できないために,シーズンを棒に振ったプロ選手は多数存在しており,機材設定を客観的に見直すことのできるツールとしての利用も期待される.
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