研究課題/領域番号 |
17K01708
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 仙台高等専門学校 |
研究代表者 |
渡邊 隆 仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (30634620)
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研究分担者 |
本郷 哲 仙台高等専門学校, 総合工学科, 教授 (80271881)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | モーションキャプチャー / 運動解析・評価 / 音声認識・理解 / 画像・文章・音声等認識 |
研究成果の概要 |
剣道競技者を上方および側方から撮像した画像解析により,2名の競技者間距離測定,競技者の打突開始の瞬間(初動)の検出,4種の打突動作の判別,打突部位への竹刀の接触有無判定を可能とする独自の手法を提案し,それぞれが有効打突を判定するための要素技術となることを確認した. また,有効打突時の充実した気勢評価のために,スペクトルエントロピーの時間変化を分析し,音声から有効打突に関係する時間箇所の抽出方法を考案した.様々な打突箇所の音声の経過を分析したところ提案手法が有効であることがわかった. これらの画像・音声認識手法を同期させることで有効打突判定条件の定量化の可能性を示せた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
平成24年度より中学校の体育授業において「武道」が必修となった.「剣道」の授業やクラブ活動では,担当教員が剣道経験者とは限らないため,剣道経験の有無に関わらず客観的に有効打突の判定を可能とするシステムとしての普及が予想できる. また,競技会における有効打突の判定は3名の熟練審判員の主観に委ねられており,競技数が多くなると審判員の心身に大きな負担がかかるが,客観的に評価するシステムが現時点では存在しない.本システムの判定アルゴリズムに熟練審判員の判定情報を学習させることにより精度が向上し,将来,審判員の負担低減に繋がる技術となる.
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