研究課題/領域番号 |
17K01716
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
本間 三和子 筑波大学, 体育系, 教授 (80241800)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | アーティスティックスイミング / リズム能力 / 肢間協調能力 / 水球 / ドラマー / シンクロナイズドスイミング / ポリリズム / タッピング / 音楽 / 感覚運動同期 / 四肢間協調能力 / タッピング動作 / 同期能力 / 正弦派 / 矩形波 / 感覚同期能力 / 身体運動 |
研究成果の概要 |
複雑な肢間調整タスクの経験はあるが音楽の音楽的背景が異なる対象者間(アーティスティックスイミング(AS,2017年にシンクロナイズドスイミングから競技名が変更)選手,水球選手,ドラマー)におけるポリリズムでの生成能力を調査した。その結果,単一リズムタスクにおいては3者間で統計的有意差は示されなかったが, ポリリズムのタスクにおいては水球選手の遂行エラーが大きかった。AS選手とドラマー間に有意差は認められず,両者が同様のポリリズムの生産能力を持っていることが示唆された。このことより,四肢の動きを音楽と協調させる経験が,ポリリズミカルな生産能力にプラスの影響を与えると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アーティスティックスイミング(AS)競技では,水中では身体を支持するための動作(スカーリングや立ち泳ぎ)を行いながら,水上に出ている身体部分は音楽に合わせて動かすというマルチタスクを遂行する。本研究はAS選手の複雑なリズムでのマルチタスクにおける四肢の協調能力と同期能力を探ろうとした興味深い研究であり,スポーツ選手を対象にした初めての研究である。本研究成果は他の音楽を用いる身体スポーツ(フィギュアスケート,新体操,ダンスなど)や四肢協調能力を必要とするスポーツにおいて,トレーニング法やタレント発掘法の視点で多いに役立つ可能性を有する。
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