研究課題/領域番号 |
17K01729
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
熊安 貴美江 大阪府立大学, 高等教育推進機構, 准教授 (90161710)
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研究分担者 |
高峰 修 明治大学, 政治経済学部, 専任教授 (10409493)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | スポーツ / セクシュアル・ハラスメント / 認識要因 / 因果関係 / スポーツ環境 / 認識 / 要因 / 社会学 / 人間生活環境 |
研究成果の概要 |
スポーツ環境におけるセクハラ認識の因果要因を検討するため、スポーツ関係者(指導者、競技者、愛好者)を対象にWeb調査を実施した。 セクハラ認識に対しては、「スポーツ環境認識」と「自尊感情」以外の3変数:「権威主義的伝統主義」と「ジェンダー平等観」、「同性愛親和度」が影響することがわかったが、本モデルの説明力は、全体として高いとはいえなかった。 愛好者は他の2群に比べて相対的にモデルの説明力が高いが、指導者と競技者は、このモデルではセクハラ認識をあまりよく説明できなかった。その理由として、指導者や競技者など、スポーツに深く関わる人たちに特有の「セクハラ認識」形成要因が何か他にあることが想定された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本のスポーツ環境におけるセクハラ認識とそれに影響を与える要因を検討することで、スポーツ環境下で共有されている根強いジェンダー意識や集団主義的な人権意識を問い直す契機となり、また具体的な防止対策に新しいエビデンスを加えることができる。 さらに、スポーツ環境における継続的な調査自体が、スポーツ関係者に対する不断の意識啓発にもつながり、スポーツ環境において後景化しがちなセクハラ問題の可視化にもつながりうる。
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