研究課題/領域番号 |
17K01734
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
鯉川 なつえ 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (70338424)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 女性アスリート / LEP / PMS / IGF-1 / 骨密度 / premenstrual syndrome / Female Athlete Triad / FAT |
研究成果の概要 |
本研究は大学生女性アスリート33名を、正常月経群(正常群)、無月経群およびLEP服用群(LEP群)にわけ、 Low dose estrogen progestin(LEP)の副次的効果について検討した。その結果、正常群に比べ無月経群は骨密度が低くIGF-1が低値を示した。一方LEP群は、LEP服用前に比べ骨密度が有意に上がり、IGF-1の低下や貧血マーカーの低下もみられなかった。これらのことから、正常月経者がPMSの改善のためにLEPを服用することは、血液性状のネガティブな変化もなく骨密度を上昇する副次的な効果があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国では、Low dose estrogen progestin(LEP)の活用が欧米諸国に比べ非常に低い。なぜなら、避妊薬としての活用しかなされていないからである。しかしLEPには、月経前緊張症(PMS)や過多月経に関する改善効果が期待される。 本研究の学術的意義は、日本の女性アスリートを対象にLEP服用による客観的評価を明らかにしたことである。また、LEP服用によるポジティブな効果が明らかになったことは、今後、女性アスリートやスポーツ活動を楽しむ女性がLEPを活用する上で役立つものであり、社会的意義は高い。
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