研究課題/領域番号 |
17K01735
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
飯田 義明 専修大学, 経済学部, 教授 (30297072)
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研究分担者 |
上向 貫志 武蔵大学, 人文学部, 教授 (40291661)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | プロサッカー選手 / 中学生 / キャリア形成 / 重要な他者 / 父親 / 進路選択 / 家庭の教育戦略 / 保護者(父親) / デュアル・キャリア / ジュニア・ユース選手 / 保護者 / 語り / 質的研究 |
研究成果の概要 |
これまでスポーツ社会学では、プロスポーツ選手を目指す親たちを対象とした研究は殆どされてきていない。本研究では、重要な他者である親(父親)がプロスポーツ選手を目指す子どものキャリア形成プロセスにどのように関与しているかに着目し、それを明らかにすることであった。 その結果、父親は子どもの競技成績(クラブ内における位置付け)を受け止めつつ、子供の主体性を尊重しながらキャリア形成に影響を与えている可能性が示唆された。ただし、そこには父親の学歴、スポーツキャリアが少なからず影響を与えていることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サッカーは学校部活動と学外クラブ(以下、Jクラブ)が併存し、多様なキャリアプロセスからプロ選手をJリーグへ供給している。それゆえ、スポーツと学業における関係性とそれに伴う進路選択プロセスが子どもや親にとって複雑になってきている。 本研究はキャリア形成論及び教育社会学の理論を背景とし、そこにプロスポーツ選手を目指す子どもの事例を加えることにより、多様化するキャリアの在り方と学歴との関係性を明らかにし新たな学術的意義を加えることが可能であると思われる。また、社会的意義としてプロ化へ移行する競技団体に向けた学問的見地からの提言も可能となるだろう。
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