研究課題/領域番号 |
17K01766
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
石渡 貴之 立教大学, コミュニティ福祉学部, 教授 (40435235)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 脳内神経伝達物質 / 生理指標 / 情動行動 / 自発運動 / 社会的隔離 / ストレス / 社会的隔離ストレス / 深部体温 / 活動量 |
研究成果の概要 |
本研究では,社会性に関連する生育環境の違い(隔離飼育vs.集団飼育)に注目し,生理指標,脳内神経伝達物質,情動行動に及ぼす影響や,自発運動による各指標への効果を解明することを目的とした.隔離飼育は集団飼育と比較してストレスが高いと考えられ,安静時の体温上昇や脳内のセロトニンとノルアドレナリンに変化をもたらし,社会性の低下も誘発した.集団飼育における自発運動は,体重や脳内神経伝達物質の結果から,身体的に良い影響を与えることが分かったが,体温や情動行動の結果からは逆に精神的なストレスを増大させる可能性が示された.今後,自発運動の効果を最大限に発揮できるより適切な飼育方法を考える必要がある.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において,生育環境の違いによる生理指標,脳内神経伝達物質,情動行動の関係性や,自発運動による各指標への効果の一部を明らかにした.これらの結果は,近年増加傾向にある鬱病をはじめとする精神疾患の原因や発症メカニズムの解明の手掛かりにもなる.今後更に社会性に関連する生育環境の重要性,及び運動の効果を生理神経科学や行動科学の観点から検討し,教育やスポーツの現場に還元することが望まれる.
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