研究課題/領域番号 |
17K01771
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
|
研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
石道 峰典 大阪工業大学, 工学部, 講師 (80737536)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 骨格筋 / 加齢性筋萎縮 / AQP4 / 筋萎縮 / 加齢 / アクアポリン4 / 老化 |
研究成果の概要 |
健康寿命の延伸において、加齢性筋萎縮の予防は最優先課題の1つである。しかし、加齢性筋萎縮の発症メカニズムは十分に理解されていない。本研究では、骨格筋の水の貯蔵庫としての役割に着目し、高齢期骨格筋における水分子輸送体であるアクアポリン4(AQP4)の発現特性の変化を検討した。その結果、速筋、遅筋ともに加齢に伴う筋重量や水分含有率の低下とともにAQP4の発現量も低下することが明らかとなった。したがって、本研究では、加齢性筋萎縮の発症メカニズムの1つとしてAQP4の発現特性や機能特性の変化が関与している可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢性筋萎縮の予防はQOLを高く維持していく上で重要となる。しかし、加齢性筋萎縮の発症メカニズムが十分に理解されておらず、予防法の確立に至っていないのが現状である。本研究成果は、加齢により筋重量や水分含有率が低下するとともに水分子輸送経路AQP4の発現量も低下することを明らかにした。本研究で得られた知見は、加齢性筋萎縮発症メカニズムにおける従来の筋原性・神経原性由来とは異なる経路が存在している可能性を強く示唆するものであり、骨格筋における水の保持の必要性という全く新しい着眼点による加齢性筋萎縮の発症メカニズムの解明や予防法の開発などに効果が波及していく可能性がある。
|