研究課題/領域番号 |
17K01783
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
塩谷 英之 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (00294231)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 働き方改革 / 朝型勤務 / Chronotype / Social jetlag / クロノタイプ / 睡眠 / 身体活動 / 朝方勤務 / 自律神経活動 / 身体活動計 |
研究成果の概要 |
わが国の勤務形態の改善の1つとして、いくつかの企業で施行されている朝型勤務は 生活リズムの位相を早め、 規則正しい生活に寄与する可能性が示された。一方でクロノタイプ別に比較すると朝型勤務形態で働く朝型クロノタイプの就業者は良好な睡眠の質を得ているが、夜型クロノタイプの就業者においては睡眠の質が低下していることが示された。これらの結果より、理想的な勤務形態の構築には個人のクロノタイプを重要視することが必要であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ポストコロナ社会における働き方は時差出勤やテレワークが推奨され大きく変貌しようとしている。今回の我々の研究で明らかになった個人のクロノタイプを重要視することが理想の勤務形態の最も重要な点であるとの結論は上記したポストコロナ社会における働き方に寄与すると考える。すなわち時差出勤やテレワークなどの勤務において個人のクロノタイプ(朝型、夜型)を科学的に評価し、単に感染予防という観点からだけでなく、これまで集団として働く際に認識されていなかった個人の生理的リズムを尊重する視点を加えることができれば、これまでの我が国の働き方の負の側面を一掃することが可能となり、さらなる健康増進が得られるものと考える。
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