研究課題/領域番号 |
17K01822
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
赤塚 慎 高知工科大学, システム工学群, 准教授 (80548743)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 熱中症 / 空間代表性 / 地域特性 / 気象データの空間代表性 / メソ数値予報GPVデータ / 自然環境・社会環境特性の把握 / 地理情報システム |
研究成果の概要 |
市街地と郊外において独自に定点自動気象観測を実施し,市街地及び郊外などの観測点ごとの温熱環境の違いを検討した.これにより,郊外における暑さ指数の日最高値は市街地と同程度まで上昇することがあり,郊外においても熱中症予防対策が必要であることがわかった.さらに,数値予報データや領域気象モデルWRFを用いて,気象データの空間代表性の問題を解決する手法を検討した.各データの特徴等を明らかにすることはできたが,気象データの空間代表性の問題を解決する有効な手法を開発することはできなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,比較的涼しいイメージがある郊外(里山)においても暑さ指数の日最高値(日最高WBGT)は市街地と同程度まで上昇することがあり,65歳以上が65歳未満よりも3℃以上も低い日最高WBGTで熱中症が発症する可能性があることが示唆された.これらは,日頃の熱中症予防対策に関して意義ある情報であり,熱中症予防対策に広く利用されている「熱中症に関する予防指針」における温度区分は,高齢者と高齢者以外で異なる基準にする必要があることが示された.さらに,このことから市町村レベルよりも小さいスケールの地域を代表する気温やWBGTデータを作成することの重要性が再確認されたと考える.
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