研究課題/領域番号 |
17K01823
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 女子栄養大学 |
研究代表者 |
平田 裕美 女子栄養大学, 栄養学部, 准教授 (60401585)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | グローバルアイデンティティ / 養育スタイル / 父親・母親 / 海外在住家庭 / 補習授業校 / 異文化理解 / 言語習得 / 居住地コミュニティ / グローバルアイデンティ / キャリア教育 / コミュニティ・プレゼンス / 日本語補習授業校 / 場所愛着 / バイリンガリズム / 認知実行機能 / コロナ渦での養育 / 日本語補習校の役割 / 国際理解教育 / 養育行動 / コミュニティ / インクルーシブ教育 / アイデンティティ / 精神的健康度 / 英語教育 / 心理的健康度 / 教育系心理学 / 心身の健康 |
研究成果の概要 |
本研究では、海外に在住する子どもの円滑な心身の成長を促進させる環境整備の必要性から、海外在住の日本人父親・母親の養育、居住国の文化・風習、学校教育と親と子どものグローバルアイデンティティについて質問紙調査・半構造化面接調査を実施した。結果、永住/長期滞在する親と子どもによる日本人学校、日本語補習授業校、現地・国際学校の「どの学校に通学するのか」の選択には子どもの状態と言語習得を含む学習への父親と母親の関与、居住国の教育政策に関する情報量が影響していた。さらに日本人/日本人以外の父親・母親の比較調査より、親が考える継承文化・教育と民族性を含むアイデンティティに関わる新たな課題が明らかにされた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では海外在住の親の養育、子どものアイデンティティを分析してきたが、母語は話せても母国文化の価値基準を理解できず帰国後に苦しむ、カウンターカルチャーショックに関する意見も散見された。将来日本で暮らす場合への備えの点でも、複数の文化に通じた人材育成の点でも、海外で日本文化に触れる機会は貴重であり、それを担う補習授業校の役割の重要性が明示された。この点にも本研究成果の学術的・社会的意義を有する。
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