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運動トレーニングによる血管内皮機能改善効果が熱ストレスへの順応能力に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 17K01846
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 応用健康科学
研究機関大阪教育大学

研究代表者

平田 久美子  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (10382152)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワード熱中症 / 体温調節
研究成果の概要

65歳以上の高齢者において、6000歩/日の歩行運動を8週間続けることにより、高温多湿環境下での運動時の発汗が促進され、体温上昇を抑制するという結果が得られた。歩行運動によるFMDの増加は認めなかったが、被検者をFMDの値によって2群に分けて調査したところ、高血圧や糖尿病などの心血管リスクのないFMDの良好な群の高齢者は、歩行運動を行うことによって、高温多湿環境下における体温上昇を抑制されたが、FMDが比較的低い群の高齢者では、歩行運動による体温上昇抑制効果は認められなかった。また、歩行負荷によって心臓超音波検査で評価した左室拡張機能も改善する傾向が認められた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢者の熱中症予防は社会的・医学的な緊急課題であり、熱刺激に対する血管反応性の減弱が熱中症の原因の一つと考えられている。本研究は、簡便な歩行運動が発汗を促し体温上昇を抑制することを明らかにしている。さらに、血管内皮機能が良好な高齢者では歩行運動が高温多湿環境での体温上昇を抑制するという結果も得ている。高齢者の血管反応性と熱中症リスクの関係の一端が明らかとなったことにより、FMDを用いた高齢者の熱中症発症リスクの層別化も可能だと考える。本研究の社会的意義は、歩行運動が体温上昇抑制効果を有していることを示した点であり、歩行が可能な全ての高齢者がすぐに熱中症対策を始めることができる可能性を提示した。

報告書

(7件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2024-01-30  

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