研究課題/領域番号 |
17K01848
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
百田 龍輔 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (80263557)
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研究分担者 |
大塚 愛二 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (50168986)
大橋 俊孝 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (50194262)
内藤 一郎 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (60362993)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | XVIII型コラーゲン / 皮膚 / 加齢 / 基底膜 / 人工知能 / トランスクリプトーム / 画像 / 遺伝子解析 / 老化 / ミトコンドリア / 紫外線 / トランスクリプトーム解析 / 生体分子 / 細胞・組織 / コラーゲン |
研究成果の概要 |
ヒトの皮膚で発現している遺伝子の中から、加齢と共に発現が有意に変化する遺伝子群を網羅的に解析し、影響が及ぶ生物学的経路(RNAの転写、スプライシング、膜貫通型糖タンパク、リボタンパク、ミトコンドリア、表皮の角化、微小管形成)を明らかにした。三次元皮膚培養系により、植物のある成分によりUVによるダメージを軽減できることがわかった。また、簡便な方法を用いて、皮膚のXVIII型コラーゲン、IV型コラーゲン、幼弱な上皮細胞を検出する方法と定量的に評価するスクリプトを確立することができた。皮膚の拡大画像とこれらの検出方法を組み合わせた人工知能のプロトタイプを作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人体で最大の臓器であり、社会との境界にある皮膚を若々しく健康に保つことは、肉体的・精神的な自信となり外出頻度の増加、筋力増加と認知症の予防につながる。ヒトの皮膚で発現している遺伝子の中から、加齢と共に発現が有意に変化する遺伝子群を網羅的に解析し、影響が及ぶ生物学的経路を明らかにした。植物のある成分によりUVによるダメージを軽減できることがわかった。また、非侵襲的に幼弱な上皮細胞の検出方法を確立することができた。今後、これらの知見を生かして新たなスキンケア方法、皮膚の加齢・ダメージの指標、肉眼では判別が難しい皮膚の細胞・組織レベルでの機能低下を予知する人工知能の開発が可能となる。
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