研究課題/領域番号 |
17K01853
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
岸本 裕歩 九州大学, 基幹教育院, 准教授 (00596827)
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研究分担者 |
秦 淳 九州大学, 医学研究院, 准教授 (00448432)
吉田 大悟 九州大学, 医学研究院, 助教 (10596828)
本田 貴紀 九州大学, 医学研究院, 助教 (30773353)
二宮 利治 九州大学, 医学研究院, 教授 (30571765)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | サルコペニア / 認知症 / 高齢者 / 地域住民 / 前向きコホート研究 |
研究成果の概要 |
日本人地域高齢者を対象にした横断研究および前向き追跡研究によって、サルコペニアと認知症発症の関連について検討した。認知症は、MMSEによる一次スクリーニング後、DSM-ⅢRに基づき診断した。サルコペニアはアジア基準を用いた。横断研究の結果、サルコペニアを有する者は有しない者に比べ、認知症を有する頻度は有意に高かった(多変量調整オッズ比:1.90、95%信頼区間:1.06-3.44、p=0.03)。 しかしながら、認知症のない高齢者を対象とした5年間の追跡調査では、サルコペニアと認知症発症の間に有意な関連を認めなかった。このことは、追跡期間が5年間と十分でなかった可能性が考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、サルコペニアを有する者の認知症の頻度は高かったが、認知症発症の危険因子の一つであるとは言えなかった。しかし、サルコペニアを有する者は101名と少なく、さらに追跡期間が5年と十分でなかった可能性がある。今後もさらなる検討を継続する予定である。
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