研究課題/領域番号 |
17K01875
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
安田 和弘 早稲田大学, 理工学術院総合研究所(理工学研究所), 次席研究員(研究院講師) (50633640)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 脳卒中 / 感覚麻痺 / 歩行障害 / バイオフィードバック / 感覚補完・代行 / リハビリテーション / 体性感覚 / 多感覚統合 / 姿勢制御 / 歩行 / 脳・神経 / 人間医工学 |
研究成果の概要 |
本研究では,ヒトの立位および歩行時における足圧遷移の時間的,空間的変化を有効に体性感覚フィードバックする装置の効果を明らかにすることが目的であった.バランス・歩行BFシステムを開発し,脳卒中事例を対象として介入を実施した.身体動揺面積で有意傾向,臨床的バランス評価で有意にバランス能力が改善した.しかしながら,複合的バランス検査であるBBSは臨床的に意義のある変化までは至らなかった.歩行では踵接地時の背屈角度に変化を認めなかったが,蹴り出し時の底屈が増加し,健足重複歩距離が上昇した.この結果から,開発したシステムの実行可能性を一部示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,ヒトの立位および歩行時における足圧遷移の時間的,空間的変化を有効に体性感覚フィードバックする装置の効果を一部明らかにした.これまで,脳卒中患者における感覚補完システムの適応および実証を行った事例は本邦では無く,神経障害由来の知覚-運動循環の不全に対して実行可能性を示した意義は高い.また,BF単独ではなくセラピストとの共感を行うことで学習効果を飛躍的に高めようとする装置を実装した.システムは小型で汎用性が高いために、様々な環境場面で利活用できることが期待される.
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