研究課題/領域番号 |
17K01877
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
市野 直浩 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (50278280)
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研究分担者 |
鈴木 康司 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (60288470)
山田 宏哉 藤田医科大学, 医学部, 講師 (80610352)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 動脈硬化 / バイオマーカー / 超音波検査 / Stiffness parameter β / 内臓脂肪蓄積 / DNAメチル化 / Stiffness parameterβ / 社会医学 / 生活習慣病 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、動脈硬化の上流にある内臓脂肪蓄積に関連したエピジェネティックな変化を受けた遺伝子を明らかにし動脈硬化バイオマーカーを開発することである。 某地域住民検診(n=486)の超音波検査から内臓脂肪蓄積と動脈硬化に関連する項目の解析を行った。DNAメチル化解析はLINE-1、LPL、CETP、ABCA1、TXNIP、SOCS、HIF3Aのメチル化率の解析を行った。 その結果、粥状動脈硬化の初期段階を反映するStiffness parameter βと内臓脂肪蓄積量との関係が明らかとなった。しかし、今回検討した遺伝子のメチル化と内臓脂肪蓄積量との間には、明らかな関係は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により動脈硬化症発症前期に高い精度で予測・診断することが可能となれば、ハイリスク群の絞り込みを行うことでき、それに対し生活習慣の改善指導や発症前の治療的介入ができる。それにより動脈硬化の発症遅延や防止ができれば、その先にある心疾患や脳血管疾患、そして新たな国民病とも言われる慢性腎臓病などの発症を確実に減少させることができる。 本研究は、わが国が目指す「ライフ・イベーション」の実現に寄与するものであり、国民の健康維持・健康寿命の延伸に寄与する。また、少子高齢化が進むわが国の大きな課題のひとつである医療費高騰を軽減させることもでき、本研究の意義は非常に大きいと考えている。
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