研究課題/領域番号 |
17K01880
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
米井 嘉一 同志社大学, 生命医科学部, 教授 (40191655)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | メラトニン / 糖化ストレス / 食後高血糖 / 睡眠の質 / 蛋白糖化最終産物(AGEs) / 老化 / 糖 |
研究成果の概要 |
我々は「『睡眠の質』向上によってメラトニン分泌が増加し糖代謝が改善する」という仮説を立て、その検証試験を行った。基礎実験ではメラトニンがAGEs架橋切断作用を有するが、プロテアソーム活性、酸化蛋白分解酵素(OPH)活性にに影響しなかった。メラトニンはマクロファージから破骨細胞への分化を促進した。臨床試験ではメラトニン摂取により食後高血糖が緩和されること、「睡眠の質」向上によりメラトニン産生が高まること、「睡眠の質」指標として6-sulfatoxy-melatoninが有用であった。『睡眠の質』向上による糖代謝改善の機序においてメラトニンが重要な役割を果たすこと示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2型糖尿病で代表される糖化ストレス関連疾患は近年増加の一途を辿っているが、「睡眠の質」と深い関連があることがわかってきた。しかし、日本人の「睡眠の質」は諸外国に比べて低いのが現状である。「睡眠の質」評価指標としてメラトニン分泌量は重要であるが、その方法は確立されていない。我々は「『睡眠の質』を高めることによってメラトニン分泌が増加し糖代謝が改善する」という仮説をたてた。この仮説を検証し、国民の「睡眠の質」を向上させ、糖化ストレス関連疾患を減らすことの意義は大きいと考えている。
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