研究課題/領域番号 |
17K01894
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
松田 繁樹 滋賀大学, 教育学部, 教授 (60405058)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 裸足 / 幼児 / 歩行 / 走行 / 歩容 / 足圧荷重 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,裸足保育が幼児の歩行・走行時の動作の特徴に及ぼす影響を検討することであった.裸足保育が歩容変数に及ぼす影響を検討した結果,裸足保育の園に通う幼児はそうでない幼児よりも,接地時間,ステップ時間,およびFoot Flatが有意に高値であった.裸足保育が走行動作に及ぼす影響を検討した結果,裸足保育の園に通う女児はそうでない女児よりContact Phase,Contact Phase %が有意に低値であった.しかし,それ以外の多くの変数で有意な差は認められなかった.歩行・走行動作の特徴については,評価変数をさらに増やし,詳細に検討する必要がある.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
裸足保育が幼児の歩行・走行時の動作の特徴に及ぼす影響を検討した結果,裸足保育の園に通う幼児と裸足保育でない園に通う幼児では幾つかの歩容変数に有意な差が認められた.一方,走行時の変数にはほとんど差が見られなかった.我が国では以前より裸足保育が行われているが,裸足保育の有効性は十分に検証されていない.一般的にも「裸足保育は良いのか?」と疑問を持つ人が多い.裸足保育の有効性を検証し,幼稚園・保育所,家庭等,一般社会に正確な情報を提供する必要がある.本結果は,裸足保育に関する研究の更なる発展に繋がり,最終的には裸足保育の効果を総合的に判断する際に役立つであろう.
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