研究課題/領域番号 |
17K01897
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
東村 知子 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (30432587)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 保育 / 遊び / おもしろさ / 園文化 / 価値 / 関係 / 多様性 / 個と集団 / 偶然性 / 伝播性 / フィールドワーク / マルチヴォーカル・エスノグラフィー / 現象学的研究 |
研究成果の概要 |
本研究では、二つの協力園における保育観察およびインタビューに基づき、保育におけるおもしろさを生み出す鍵として、多様性、偶然性、伝播性の三つの概念を見出した。多様な子どもたちが在籍する中で、保育者は子ども同士、子どもと環境の関係を丁寧につなぎ合わせながら集団の遊びを生み出していた。このようにして紡がれたネットワークによって子どもたちが支えられ、他にはないたった一つの保育のあり方が作られていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今日の保育現場では、丁寧な関わりを必要とする子どもが複数いる中で、個の育ちを保障しながらクラス集団をつくっていくことが求められている。本研究では、子どもと周囲の環境との関係を丁寧に紡いでいく保育者の関わりと、そうして紡がれたネットワークによって子どもたちが支えられていくプロセスを、具体的な事例を通して明らかにすることで、保育という営みの多面性と本質の一端を示し、保育を見る新たな視点を提供した。
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