研究課題/領域番号 |
17K01921
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 岐阜聖徳学園大学 |
研究代表者 |
小栗 和雄 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 教授 (10387516)
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研究分担者 |
春日 晃章 岐阜大学, 教育学部, 教授 (30343726)
中野 貴博 名古屋学院大学, スポーツ健康学部, 教授 (50422209)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 腸内細菌叢 / 小児 / 運動習慣 / 体力 / 腸内細菌 / 体格 / 幼児 |
研究成果の概要 |
本研究では、幼児42名(男児21名、女児21名)を対象に、便を採取し、次世代シークエンサーを用いた16SrRNAにて腸内細菌の組成を解析した。また、行動体力レベルと食事・休養・運動の習慣を測定・アンケートにて調査した。肥満児と非肥満児では腸内細菌の組成が大きくことなっており、肥満児は非肥満児に比べてバクテロイデス門の細菌が少なく、ファーミキューテス門の細菌が多いことが示された。他方、腸内細菌の総数、多様性、ビフィズス菌の割合、乳酸菌の割合については肥満児と非肥満児の間に有意差は認められなかった。今後は、行動体力や運動習慣の関係を検討する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の小児では、肥満、痩せ、アレルギー、喘息、体力低下、運動器障害などの健康障害が長らく問題視されている。これらの発生要因として、経済や科学技術の飛躍的な発展によって小児の身体活動量や体力、免疫力が低下したことが挙げられている。ただし、小児期の生活習慣の不良がどのような機序で健康障害を引き起こすのかは不明であった。そんな中、近年、その機序の一端を担う因子として腸内細菌叢が注目され、成人だけでなく小児においても腸内細菌叢が健康障害に影響することが明らかになっている。本研究で、小児の健康状態を左右する腸内細菌叢を良好にコントロールする手法を見出すことができる。
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