研究課題/領域番号 |
17K01922
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
石山 ゐづ美 常葉大学, 保育学部, 教授 (70541704)
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研究分担者 |
赤間 公子 信州豊南短期大学, 幼児教育学科, 教授(移行) (40759883)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | インフォームド・アセント / アセント能力測定尺度 / 子どもの権利 / レジリエンス / アセント文書 / 尺度 / 幼児 / 研究倫理 / 子ども / 研究参加 / 社会医学 |
研究成果の概要 |
国内外の倫理指針において、子どもの研究参加には、法的代理人の同意に加えて本人のアセントを得ることが努力義務とされている。本研究では適切なアセントプロセスの提案を目指し、子どもの成熟度に合わせて、半構造化面接ガイドと記録用紙から成るアセント能力測定尺度、図版入り説明リーフレット、同意書、同意撤回書を開発した。 4~6歳の68人の子どもを対象とする面接調査を実施した結果、アセント能力には4歳児と5歳児の間に明らかな差があることが明らかになり、この差は主に理解と認識領域によるものであることが示された。 介入と侵襲のない研究への参加に関して、5歳児はアセント能力を持つ可能性があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本において子どもを対象とする研究は数多く行われているが、今後長期縦断研究が実施される可能性があり、その実施にはこれまで医学研究のカテゴリーで行われてきた大規模出生コホート研究などの知見が活用されることが想定される。子どもに説明をすることが不適当である研究を除き、医学研究におけるインフォームド・アセントの概念とプロセスは、その意義を広く子ども対象研究全般に認識されることになると推測される。 本研究は、研究者が子ども対象研究を計画する際に、子どもの権利を尊重し、適切なインフォームド・アセント(あるいはディセント)の手続きを導入するための参考資料となる意義がある。
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