研究課題/領域番号 |
17K01924
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
宮口 幸治 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (20706676)
|
研究分担者 |
松浦 直己 三重大学, 教育学部, 教授 (20452518)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 認知トレーニング / コグトレ / 境界知能 / こども学 / 教育的環境 |
研究成果の概要 |
小・中学校において学習上に困難さを抱える子どもの中には、見る、聞く、想像するといった認知機能の弱さがその原因となっている場合が考えられるが、それら認知機能面の把握やどのようなプログラムが効果的かなど検証が必要である。そこで、医療少年院で施行され一定の効果が得られている認知機能強化トレーニングのワークシートを利用して児童の認知機能をアセスメントし、学校にて実施可能なプログラムを開発・試行し効果検証を行った。その結果、配慮が必要と思われる児童において、プログラム後の認知機能がクラスの平均値に近づくなどが見られ、学校における認知トレーニングの有用性が示唆される結果となった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学習上に困難さを抱える子どもの中には、見る、聞く、想像するといった認知機能の弱さがその原因となっている場合が考えられるが、それら認知機能面の把握には従来の各種知能検査等だけでは困難であり、またどのような介入プログラムが学校教育においてどの程度効果的かなど実証的にほとんど検証されていなかった。 当研究では児童生徒の認知機能をアセスメントし、認知機能の実態を把握し、学校にて短時間で実施可能な認知プログラムを開発・試行し効果検証を行い、学校における認知トレーニングの一定の有用性を示した。これらの結果は学習上に困難さを抱える子どもへの新たな支援策の一つとなると考えられる。
|