研究課題/領域番号 |
17K01926
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 関西福祉科学大学 |
研究代表者 |
畠中 宗一 関西福祉科学大学, 社会福祉学部, 教授 (10141855)
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研究分担者 |
木村 直子 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (80448349)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 関係性を生きる / 子どものウェルビーイング / プログラム開発 / 分節化したプログラム / 関係性を生きる生きる / 関係性に気づく / 共に生きるための人間関係 / 関係性を生きる力 / 中学生 / プログラムの開発 / 尺度開発 |
研究成果の概要 |
関係性を生きる力は、子どものウェルビーイング及びその下位概念(身体面、心理面、社会的場面、自分の未来を創造する力)と正の相関関係にあり、関係性を生きる力の向上が、子どものウェルビーイングの高まりにつながることが示唆された。また子どものウェルビーイングを高めるキー概念となっていた家族の情緒的関係に対する肯定的認識以上に、関係性を生きる力は子どものウェルビーイングに強い影響を示していた。また関係性を生きる力を育むプログラムは、5つの柱で展開された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生産的・課題達成型の価値観を重視する社会では、葛藤を否定的に評価する傾向があり、その結果、葛藤場面に弱い大人や子どもが多発化している。家族問題の多発化は、葛藤への対応力が後退していることを意味する。これまで環境条件の改善に比重が置かれてきたが、その効果は明確ではない。関係性を生きる力は、主体の側に焦点をあて、教育臨床・福祉臨床・家族臨床において、学術的に重要な概念であると同時に、家族問題の多発化に対する問題解決の視点からも社会的意義がある。
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