研究課題/領域番号 |
17K01933
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 東京福祉大学短期大学部 |
研究代表者 |
本野 洋子 東京福祉大学短期大学部, こども学科, 准教授 (90784934)
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研究分担者 |
岡村 弘 東京福祉大学, 保育児童学部, 教授 (30141732)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 音楽胎教 / KIDS乳幼児発達スケール / 生後一年間の音楽活動体験 / 母親の生の歌声 / 生のオルゴール音 / NIRS脳神経活動測定 / 胎動 / NIRS / オルゴール |
研究成果の概要 |
母親が妊娠中、胎児に向けて音楽胎教を実施し、その後出産後も1年間、胎教と同じ音楽体験を母親が実施することで、乳児から幼児期の発達が促進されることを明らかにしようとした。その結果、1歳児では女児が男児よりも発達が有意に速いことが明らかとなった。また、3歳児において「妊娠期間のみ音楽活動を行ったグループ」に比して、「音楽胎教を行いさらに出生後その音楽活動を1年間続けたグループ」は有意に発達していることが明らかとなったことから、出生後の発達に1年間音楽活動を継続した効果があったということが示唆された。また、総合的に発達の効果が表れるのは、1年くらいたってからであることの可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胎教に加えて生後1年間の音楽活動が総合的発達において有意な差が出てきたことから、胎児、及び生後1年間の新生児に対して生の音楽的刺激を与えることが有効であることが示唆された。また、母親は音楽胎教や音楽活動を子どもに行うことに肯定的にとらえていたことから、今後母親による音楽胎教及び出生後の音楽活動が科学的裏付けを持って行うことができ、さらにはマタニティーブルーや産後うつの軽減につながる可能性も見えてきたところに社会的意義があると思われる。
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