研究課題/領域番号 |
17K01955
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物分子化学
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 |
研究代表者 |
境 晶子 大阪医科薬科大学, 医学部, 講師 (30225750)
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研究分担者 |
田中 覚 大阪医科薬科大学, 医学部, 非常勤講師 (50595741)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | HSPB1 / 抗癌剤耐性 / HSP1B / オリゴマー構造 / 生体分子 / 熱ショック蛋白質 |
研究成果の概要 |
抗癌剤5-フルオロウラシル(5-FU)、および異なる作用機序をもつ抗癌剤パクリタキセルの耐性獲得における熱ショックタンパク質であるHSPB1の機能を明らかにするために、HSPB1のリン酸化とオリゴマー(多量体)構造、及びHSPB1と相互作用するタンパク質の解析を行った。その結果、感受性株と耐性株ではHSPB1のオリゴマー構造とリン酸化状態が異なること、抗癌剤の違いによってもオリゴマー構造や相互作用するタンパク質との相互作用も異なることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多くの癌の治療法として抗癌剤による化学療法が重要であるが、抗癌剤に対する感受性の低下(耐性獲得)が治療上の問題となる。5-FUは大腸癌・乳癌など多くの癌で用いられる抗癌剤であるが、長期・反復投薬によって耐性を獲得する。その機序として5-FUが阻害する核酸代謝酵素の発現亢進が報告されているが、それが観察されない耐性も存在する。本研究の研究成果は耐性獲得機序の解明に貢献すると考えられる。
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