研究課題/領域番号 |
17K01962
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ケミカルバイオロジー
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
柴田 知範 大阪大学, 産業科学研究所, 助教 (80711960)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 脊髄小脳変性症31型 / UGGAAリピート / RNA結合性低分子 / リピート病 / 脊髄小脳失調症31型 / RNA結合タンパク質 / ペンタヌクレオチドリピート / RNA結合性分子 / マイクロサテライトリピート病 / ケミカルバイオロジー / 脊髄小脳変性症 / リピートRNA / 核酸結合性分子 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、脊髄小脳失調症31型モデル個体の症状を改善する低分子の作用機序を分子レベルで解明する事である。本研究では、新たに見出した脊髄小脳失調症31型の原因となるUGGAAリピートを標的とする低分子が、UGGAAリピートとRNA結合タンパク質の相互作用及びリピートRNAの凝集体形成を阻害することを明らかにするとともに個体レベルでリピートRNA毒性を軽減できることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脊髄小脳失調症31型(SCA31)は、TGGAAリピートが原因で発症する難治性疾患であり、TGGAAリピートから転写されるUGGAAリピートが関与するRNA介在性神経疾患である。現時点ではSCA31を完治する方法はなく、症状改善に資する治療法開発が待たれている。 本研究成果により、UGGAAリピート結合分子によるリピートRNAの機能制御及びSCA31モデルショウジョウバエにおける治療効果が実証され、これらの分子ツールを用いた発症機構の分子レベルでの解明や治療法開発の進展などが期待できる。
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