研究課題/領域番号 |
17K01963
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ケミカルバイオロジー
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
山口 真範 和歌山大学, 教育学部, 教授 (20400129)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 糖鎖 / オリゴ糖 / 医療応用 / 機能性食品 / 生理活性糖鎖 / 生理活性 |
研究成果の概要 |
糖鎖は細胞間の認識、情報伝達、分化、増殖、免疫応答など我々が生命を維持していく上で必須の生命現象を司っている。その利用法は多岐にわたり医薬品、食品、化粧品などに応用されている。糖鎖の機能解明には多様な糖鎖が一定以上必要となるがその合成は難度が高く、現状では十分な供給が困難となっている。本研究は、開発してきた「次世代型合成法」を更に発展させることにより課題を解決し、糖鎖の関わる生命現象を解明するための要となる糖鎖分子プローブおよびオリゴ糖鎖を網羅的に合成した(糖鎖ライブライブラリーの構築)。これらの糖鎖を用いて、糖鎖型医薬品、医療応用技術、機能性食品の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現時点ではその効果が立証されているにも関わらず、その限定された供給源や生産量、さらに価格面から限られた領域でしか使用されていない糖鎖類が非常に多く存在する。本研究では、これらの糖鎖を恒常的、簡便、大量、かつ安価に供給できる合成手法の開発に着手し、多くの生理活性糖鎖の合成と供給方法の開発に成功した。このことは、糖鎖と病気の関連性を解明でき、糖鎖を用いた新しい治療薬や治療法の開発が可能となり、社会への還元に向けた役割を大きく担える。
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