研究課題/領域番号 |
17K01964
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ケミカルバイオロジー
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
泉 俊輔 広島大学, 統合生命科学研究科(理), 教授 (90203116)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | hepcidin-2 / 鉄イオン / MALDI-TOF-MS / ヘプシジン2 / Hamp2遺伝子 / 鉄イオン濃度 / 被曝 / 低線量被曝 / Hepcidin1 / Hepcidin-2 / 鉄代謝 / マウス肝臓蛋白質 / 放射線 / 被爆 / 新規バイオマーカー / HIF-1α / 低線量放射線被ばく / 生物学的線量評価法 / バイオドシメトリー / 質量分析計 / 質量分析顕微鏡 |
研究成果の概要 |
全身ガンマ線照射されたマウス(4 Gy)から得られた尿は、マトリックス支援レーザー脱離/イオン化飛行時間型質量分析で各フラクションを分析して、放射線応答モルを特定します。ヘプシジン2と腎臓のアンドロゲン調節タンパク質(KAP)のペプチドフラグメントの2つの候補を特定しました。KAPペプチド断片の割合は、放射線量との相関関係を示さなかった。さらに、比較的低い線量(0.25および0.5 Gy、それぞれ)への曝露後のヘプシジン-2の増加は二相性でした(照射後、8-48時間および120-168時間で)。ヘプシジン2の増加は、肝臓のヘプシジン2遺伝子(Hamp2)mRNAレベルの増加と並行していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、私達の生活は放射線によって豊かになっています。しかし、低線量被曝の生体への影響は明らかにっておらず、医療現場などでも低線量被曝は問題になっています。放射能事故が起こった場合にそれを患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行うことが、必要である。それを尿検査などの方法によって医療に負担をかけず行うことが重要である。この研究の延長線上にはこのような方法論に答えるための基礎研究である。
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