研究課題/領域番号 |
17K01970
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ケミカルバイオロジー
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
二村 友史 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 研究員 (70525857)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | がん代謝 / 微小環境 / ケミカルバイオロジー / がん微小環境 |
研究成果の概要 |
がんは低栄養・低酸素条件において特殊な代謝機構(代謝可塑性)を獲得し、生存に必要なエネルギーを捻出している。本研究では、代謝可塑性を標的とした制がん剤の発見を目指し、①種々のがん細胞の代謝パターンによる分類とモデル系の構築、②フラックスアナライザーを用いたがん特異的な代謝阻害剤の探索、③セミインタクト細胞や酵素活性測定系を用いた作用機序解析を実施し、ユニークな生理活性物質を多数見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本分野では、培養細胞を使った適切なモデル系がなかったこと、また伝統的な酸素分極を用いた解析手法はスループットが低いこと、から探索研究が進んでいなかった。本研究でがん微小環境の解析に適した細胞株を選定し、フラックスアナライザーを用いた評価系を構築したことは、従来の問題を克服し、学術的なインパクトは大きかった。また見出した代謝阻害物質を新しい治療薬開発に繋げることが重要な社会的意義であり、今後も研究開発に精進したい。
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