研究課題/領域番号 |
17K01993
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳計測科学
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研究機関 | 東北福祉大学 |
研究代表者 |
成 烈完 東北福祉大学, 感性福祉研究所, 准教授 (30358816)
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研究分担者 |
小川 誠二 東北福祉大学, 感性福祉研究所, 教授 (00358813)
河地 庸介 東北福祉大学, 総合福祉学部, 准教授 (20565775)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 脳機能計測 / 非侵襲的脳活動計測 / 動的脳機能マップ / 安静時fMRI / BOLD / 信号経路 / resting state fMRI / 動特性 / 神経活動 / 非線形 / 超高速測定 / 超高速MRI / 脳機能 / 機能マップ / 高感度 |
研究成果の概要 |
脳機能活動に関わる動的脳機能マップの作製を試みた。全脳を対象に安静時fMRI信号の解析を行う上で主要脳部位の同定を行い、視覚、聴覚、感情、記憶、注意、嗅覚、言語などに関わる96の脳領域が同定できた。これらの脳領域間で相関関係が認められた脳領域で信号の立ち上がりの前後関係について、第一感覚野から高次野までの潜時のパターンによる動的マップが作成できた。また、刺激を、fMRIデータを収集する全区間に渡って与えながら信号のfluctuationを調べることにより、前述の96の脳領域からのfMRI信号の相関でも、安静時fMRI信号でみられるものと類似なパターンの動的脳機能マップを得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳の各部位または部位間の動的な活動に対する情報を得ることは、脳の働きを理解する上で必須不可欠である。本研究では静的脳機能マップの情報の上に動特性マップを加えることができた。これにより、脳内の信号の伝達過程、信号の入出力関係に関わる情報が加えられることになり、第一感覚野からの情報が如何に処理されるかについての信号処理メカニズムの解明など脳機能研究に貢献できる。また、学習、訓練などによる脳の可塑的変化及び加齢などによる脳認知機能変化などをダイナミックな観点でとらえることが期待でき、脳計測による教育効果の評価と認知症の早期診断などのような応用技術の開発に貢献できると考えられる。
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