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復元生態史に基づく持続性生態資源利用プログラムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 17K01999
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 地域研究
研究機関山形大学

研究代表者

渡邉 一哉  山形大学, 農学部, 准教授 (80406892)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード沿岸生態資源 / 持続性 / 二枚貝養殖 / 自然災害 / タイ国バンドン湾 / バンドン湾 / 災害 / 持続的資源利用 / 制度変更 / 東南アジア
研究成果の概要

生態資源利用は,食料や収益の供給といった根幹的なサービスだけでなく,景観や文化の形成などの多面的な役割を持つ。本研究では,「今日まで持続される生態資源利用は,過去にリスクにより被災した後,克服し再建を遂げた経験を持つ」という仮説をたて検証を行った。調査対象はタイ国スラータニー県バンドン湾のカキ養殖を選択した。
調査の結果、資源利用の持続性は,最頻の災害である洪水に対して,①生態資源であるカキが耐性を有する生活史を持ち絶滅しないこと②養殖業者が被災経験を通して,資源が回復するまでの時間を待機できる備えがあり,離職・廃業を防いでいること。以上によって維持されてきたと結論した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

「生態資源の持続的利用」が求められて久しい。一方で、それを可能とするメカニズムはいまだに明らかになっていない。本研究は、およそ60年の資源利用史を持つタイ国バンドン湾のカキ養殖業を対象に、その解明を目的とした。結果、これまでの資源学的視座では明らかにされなかった、資源利用者のリスクに対する応答と順応を明らかにしたことで、概念的であった「相互関係」「相互性」の持続メカニズムを明らかにした。【学術的意義】本成果は、例えば行政による資源管理を行う際に、被災時の資源利用者への補償の目的や金額の算出を明確にすることが可能となり、現実的な生態資源とその利用の持続性の保全につながる。【社会的意義】

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] タイ国バンドン湾における沿岸二枚貝養殖を対象とした地域生態資源利用の持続性に関する研究2019

    • 著者名/発表者名
      田中日向子・渡邉一哉
    • 学会等名
      庄内・社会基盤技術フォーラム2019
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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