研究課題/領域番号 |
17K02000
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
妹尾 裕彦 千葉大学, 教育学部, 准教授 (70451739)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | サブサハラ・アフリカ / 食料 / 穀物 / 単収 / 改良品種 / 灌漑 / 輸入 / イモ / 小麦 / ロシア / バナナ / プランテン / 米 / アフリカ / 農業 |
研究成果の概要 |
サブサハラ・アフリカにおける穀物の生産・輸入と、イモ・バナナの生産・流通・消費をめぐって、以下の研究成果を得た。(1)サブサハラ・アフリカで遅れている穀物単収の向上に関連して、世界各地での単収向上の先行経験を精査した。(2)サブサハラ・アフリカにおける穀物単収の向上の成功例を分析した。(3)サブサハラ・アフリカにおける穀物輸入の輸入元について、マトリックスデータベースを作成して解明した。(4)サブサハラ・アフリカにおけるイモ・バナナの流通・消費の実態を把握し、食糧生産全体のなかでのイモ・バナナの生産の位置を、データに基づいて明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第一は、サブサハラ・アフリカでは穀物の増産を主に生産面積の拡大によっている場合が多いなかで、主に単収の向上によってこれを成し遂げている国が幾つかあるという事実の発掘と、その経験の水平展開の可能性を示したことである。第二は、サブサハラ・アフリカが増やしている穀物の輸入量について、米の割合が意外と大きく、また小麦ではロシアからの輸入が意外と多いなど、この地域の穀物輸入に関して、通念とは異なる実態を描き出したことである。特に第二の点を通じて、ロシアとサブサハラ・アフリカとの間の穀物貿易関係を明確化したことは、昨今の国際情勢を鑑みるに、大きな社会的な意義を有するであろう。
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