研究課題/領域番号 |
17K02001
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
受田 宏之 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (20466816)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 先住民 / 自由 / 多文化主義 / メキシコ / インフォーマリティ / 貧困 / オトミー / EZLN / HP制作 / オトミー(語族) / ヤマギシ会 / ユートピア / 不平等 / インフォ―マリティ / ビデオ製作 / 社会運動 / 開発 / 言語 |
研究成果の概要 |
主な課題であった二言語教育に関する研究は、編著の出版には至らなかったものの、現地の研究者と連携しつつ、質的なデータを入手し、先住民移住者自身によるビデオとHPの制作に取り組み、成果物を公開した。当初考えていなかった研究上の展開として、EZLN(サパティスタ民族解放軍)と日本のヤマギシ会の比較研究に着手したことがあり、チアパス州とヤマギシ会の実顕地の訪問調査等に基づき、二度国際学会で成果を報告している。「先住民の自由」の理論化については、『東洋文化』に掲載された論文の中で枠組を提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特定のコミュニティへの長期に及ぶ実態調査に基づき、学際的な観点から先住民の自由に貢献する諸条件を探る本研究は、ディシプリンにより分断されがちであったり、「経済発展も独自の文化の保持も必要だ」といった建前論で終わりがちな先住民をめぐる研究にはない学術的、社会的意義を有する。コロナ禍への対策を先住民、現地研究者と一緒に考えたように、本研究は客観性を重んじるアプローチとアクション・リサーチを融合する意義も持つ。
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