研究課題/領域番号 |
17K02011
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
直井 里予 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 連携研究員 (50757614)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 難民 / 第三国定住 / ドキュメンタリー映画 / 地域研究 / 映像 / カレン / 日常生活 / タイ / ビルマ / 映像社会学 / 映像ドキュメンタリー / 東南アジア |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、ビルマ内戦の難を逃れて難民として生活するカレン系ビルマ人(カレン難民)の社会生活の詳細を、映像を用いて記録・分析することである。本研究では、ビルマ・タイ国境(タイ側)の難民キャンプと再定住第三国を対象とし、カレン人難民コミュニティの社会関係の形成過程の考察を長期間行った. さらに、撮り続けてきた映像をまとめ、滞日ビルマ人コミュニティ(東京)で上映し、ディスカッションを行った。映像を介したコミュニケーションを難民と行うことで、難民問題の背景となっている社会問題に、政治とは違った視点での新たな価値観の創出へとつながることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
映像を用いた研究は新しい手法であるが、映像は、文章では説明しきれない複雑な人間の行為(表情や音声)や文化の変容など、地域や文化の多様な現実と相関関係を伝え、複眼的な解釈を促すことができる。また、映画を通して社会に存在するさまざまな価値観を理解共有することにより、新たな関係性や学問上でのパラダイムを作ることが可能であり、本研究の成果発表によりカレンに限らず難民全体に関する議論に新しい視点をもたらした。
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