研究課題/領域番号 |
17K02020
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
藤井 勝 神戸大学, 人文学研究科, 名誉教授 (20165343)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 地方 / 地域社会 / 東南アジア大陸部 / 基層社会 / グローバル化 / 社会学 / タイ / ミャンマー |
研究成果の概要 |
本研究は、2010年代のグローバル化のもとで、とくにタイの「地方的世界」の内部構造がいかに変化・変容したかを実証的に解明した。同時に近隣国、とくにミャンマーの研究も行うことを通じて、東南アジア大陸部の「地方的世界」を横断的に比較研究するアプローチを新たに創出した。さらに、新型コロナのパンデミック、ミャンマーの政変、ロシアのウクライナ侵略といった、グローバル化の修正や問い直しに関わる事態がこの間に連続的に発生したことを踏まえて研究の立脚点を再検討し、今後の研究課題等を明確にした。これらの成果に基づき、研究の一層の推進を図るべく科研費を新たに申請し、令和5年度に採択された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究代表者は、10数年以前に科研費(基盤研究A)によって東アジア全体(東北アジアと東南アジアよりなる)の「地方的世界」の伝統や変動を研究し、『東アジア「地方的世界」の社会学』(藤井・高井・小林編、晃洋書房、2013)などの成果を著したが、その後グローバル化は一段と進行した。その中で、本研究がタイや東南アジア大陸部の研究を通じて新局面を明らかにしたことは意義がある。さらに、東南アジア大陸部の地方社会を横断的に比較研究するためのアプローチや、「ポスト・グローバルと『地方世界』」という視座転換を提示できたことは、今後の研究の推進にとって意義があるとともに、地方社会の新たな発展にも寄与できる。
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