研究課題/領域番号 |
17K02022
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
木下 博子 (木下博子) 九州大学, 留学生センター, 准教授 (60711223)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 国際移動 / ムスリム留学生 / 留学生コミュニティ / イスラーム世界 / 量的研究 / ネットワーク / 留学生ネットワーク / 留学生コミュニティー / 国費留学生度 / エジプト / 留学 / 社会的ネットワーク / インドネシア |
研究成果の概要 |
本研究は、東南アジアと中東というイスラーム世界の重要な地域における人のグローバルな移動、とりわけ留学に着目し、この移動によってもたらされる両地域の社会変容をフィールド調査と、ビッグデータの採取・分析から、質的・量的かつ包括的に明らかにした。具体的には、東南アジアの主要大国であるインドネシアと、中東地域の大国エジプトを事例に、留学生の社会的ネットワークを直接・間接的な相互交渉によって構造化されるつながりとして浮き彫りにし、留学生をめぐる社会的ネットワークの実態と変容を浮き彫りとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は第1に、イスラーム世界におけるグローバルな移動が社会変容に与える影響を、聞き取り調査や参与観察などの地域研究的手法による質的分析と、ビッグデータを活用した量的分析の融合という新しい方法論によって解明するモデルを構築する点で極めて独創的であった。第2に、留学というグローバルな移動がもたらす社会関係の変容について、ビッグデータの採取・解析を通じて、多地域の事例研究が同時に可能となる。これによりイスラーム世界の主要地域である東南アジア・中東をより深く理解することに繋がった。
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