研究課題/領域番号 |
17K02046
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
黄 盛彬 立教大学, 社会学部, 教授 (50308095)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 中国認識 / 中国人認識 / ナショナル・アイデンティティ / 他者認識 / ナショナリズム / 台湾 / 日本 / 韓国 / 言説分析 / 中国 / パンデミック / 新型コロナ / 中国人 / 新型コロナウィルス / 質的言説分析 / 質的メディア分析 / 東アジア / アイデンティティ / 言説 |
研究成果の概要 |
本研究では、中国の浮上や覇権の主張が著しく強まるなか、日本と韓国、そして台湾のそれぞれのメディアや世論空間がどのように反応しているのかに注目し、まず、文献研究を通じて、対象国・地域における周辺国(民)認識・イメージについての調査結果や研究を収集し、時系列な傾向の分析に加え、多者間における他者認識の方程式のような関係の特徴を理論化する作業を行なった。次に、研究期間中の主要メディアおよびインターネットにおける言説を分析し、メディア分析を実施した。また、調査対象の国・地域における各種の世論調査のデータを収集し、時系列かつ体系的な分析を行なった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、歴史学における先行研究から学びつつ、現代における言説あるいは表象の状況、そしてメディア研究におけるオーディエンス研究の視座を加え世論における解読状況(=認識)にも注目し、いわば<イメージ、表象、認識>のプロセスを総合的に説明しようと試みた。 社会的意義は、「ナショナリズムと他者認識の関係性」を解明することによって、近年における、それぞれの国家・地域におけるナショナリズムの高揚と、それに強い背景及び誘発要因となっている他者認識のあり方の解明を通じて、この地域における平和的な関係構築への社会的かつ政策的な提言を行うことにも、本研究の特色及び意義を見出すことができる。
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